無目的英語学習者の日記

進学にも就職にも昇進にも関係なく、心のおもむくままに英語を学んでいます。

「次に何を読むか問題」

推し先生と本を読んでいる。

今読んでいる本はまだ半分に差し掛かったところではあるが、

「まだ半分ある」はいつでも「もう半分しかない」ということである。

 

候補のひとつめはこれ。

The 100 Simple Secrets of Happy People: What Scientists Have Learned and How You Can Use It (English Edition)』。

 

The 100 Simple Secrets of Happy People: What Scientists Have Learned and How You Can Use It (English Edition)

 

今まで読んできたものはsuccess編であったが、今回はhappy people。

一つ一つのストーリーが短いので扱いやすいし、

これまでやってきたものと同じつくりなので慣れている。

 

ただいささかマンネリ化しているような気も知るので、

別のものにしてもいいかもしれない。

 

次の候補。

新・日本の論点 (対訳ニッポン双書)

 

新・日本の論点 (対訳ニッポン双書)

 

対訳なので日本語をすぐにチェックできるのがいい。

ただなあ。日本の論点を話していると深刻になるし、暗くならないか。

私ばかりが話し手になるのもどうなのか。

 

次。

50 Ways to Improve Student Behavior

 

50 Ways to Improve Student Behavior

 

教員へのtipsである。

アメリカ文化の感じなのと、初等教育に関わってる人向けに書かれているようなので、

そのへんはやや距離を感じる。

応用できるのもあれば「ふーん」程度に留まるものも多そう。

 

これはどうか。

英語で解く世界史101 World History You Should Know【日英対訳】 (対訳Q&Aシリーズ)

 

英語で解く世界史101 World History You Should Know【日英対訳】 (対訳Q&Aシリーズ)

 

世界史をフィリピン人と一緒に学ぶのも面白そう。

しかし私、歴史があまり得意じゃないので、

結局「ふーん」で終わりそう。

歴史にロマンを感じられる人になりたかった!

 

…というわけで、候補を選ぶのに難航中。

おそらく唯一無二の絶対的な本というのはないのだろう。

 

なるべく有意義な時間が過ごせるような本に出会えると良いなあ。

 

 

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一見ポジティブなことに落とし穴がある

傾向として、自分がすでに習慣として確立していることの価値を人は高く見積もりすぎで、

逆に、やれてないことの価値を低く見積もってるんだと思う。

 

私にとって「毎日体重計に乗る」というのは前者で、

「毎日体重計に乗っているから、少なくとも私はhealth-conscious」だと思い込んでいるのかもしれない。

 

 

毎日体重に乗っているのは、ただそれだけのことで、

だからといって運動をたくさんするわけじゃない。

体重計に乗っていることを言い訳、免罪符のようにして、

実質あんまり健康的なことはしてなかったな。反省である。

 

試しに、体重計に乗るの数日に一回にしてみようと思う。

体重計に乗らない期間、数字がどうなっているかわからない怖さで、

意外とこのほうが体重コントロールにつながったりして?

 

この例に限らず、

「一見ポジティブなことの落とし穴」に、我々ははまりがちだということを教えてくれる記事はこちら。

 

www.npr.org

 

We've all heard a so-called "positive" stereotype: black people are good at basketball; Italians are great cooks; women are natural nurturers. They make me angry, and I always scramble to come up with counterexamples: Latinos with two left feet or Minnesotans who aren't nice.

<拙訳>

ポジティブステレオタイプ、という言葉を聞いたことがあると思う。

黒人はバスケがうまく、イタリア人は料理が得意で、女性は子育てに向いている。

これらを聞くと嫌な気持ちになり、逆の例を出したくて躍起になってしまう。踊りの下手なラテン系、意地悪なミネソタ州民など。

'Strong' Black Woman? 'Smart' Asian Man? The Downside To Positive Stereotypes : Code Switch : NPR

 

意地悪なミネソタは「?」と思ったけど、Minnesota niceという言葉があるだそうです。

 

Minnesota nice is a cultural stereotype applied to the behavior of people from Minnesota implying residents are unusually courteous, reserved, mild-mannered and passive-aggressive. The phrase also implies polite friendliness, an aversion to open confrontation, a tendency toward understatement, a disinclination to make a direct fuss or stand out, apparent emotional restraint, and self-deprecation.

<拙訳>

ミネソタ・ナイスとは、ミネソタ州民が非常に礼儀正しく、控えめで、温厚で、受動攻撃的であることを意味する文化的ステレオタイプのことで、ミネソタ州出身者の人々の行動を指して使われます。また、このフレーズは、ミネソタ州民の礼儀正しい親しみやすさ、率直な対立を嫌うこと控えめな表現をする傾向、直接的に騒ぎ立てたり目立ったりすることを敬遠する傾向、明らかな感情抑制や、自虐的といった意味も含んでいます。

Minnesota nice - Wikipedia

(思いがけずたくさんの未習語に出会えてホクホクしている)

 

県民性という言葉があるけど、アメリカにも州民性があるのね。

 

というわけで、あちこち脱線したけど、

「自分の習慣に執着しないで、

オープンマインドにいろいろ試してみようと思った」、という話でした。

 

しかしこの体重計に乗らない期間に太ったら、

推し先生に、「あなたが余計なこと言うから太ったんですけどッ」という気は満々である。

 

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eruptするもの

昨日地震があってね、という話で始まる推し先生との朝の会話。

 

推し先生「どこ」

私「前の、nuclear power plantがeruptしたところの。erupted? 原子力発電所ってeruptするっけ?」

推し先生「I think only volcanos erupt...Let me see」

(2人互いに調べる)

 

erupt
自動
〔火山から溶岩が〕噴出する
〔火山が〕噴火する、爆発する
・More bodies were found in the doll factory that erupted into flames yesterday. : 昨日爆発炎上した人形工場からはさらに遺体が発見された。
〔感情が〕爆発する
〔戦争が〕勃発する、起こる
《医》発疹する
《医》歯が歯茎を切って出てくる

eruptの意味・使い方・読み方|英辞郎 on the WEB

 

やっぱりeruptは火山か。

上記の例文で「erupt into flames(爆発炎上する)」という例がある。

が、使われやすいのは「explode」の方かもしれない。

 

Never before has a nuclear power plant exploded in front of the eyes of the world. 

The Fukushima Meltdown and the Global Renaissance of Nuclear Energy : FUJITSU RESEARCH INSTITUTE

 

<拙訳>世界の注目のもとで原子力発電所が爆発したのはこのとき初めてであった。

 

nuclear power plantでeruptがヒットしたのはこの例。

 

Ukraine officials say fire at nuclear power plant erupted outside the perimeter

Ukraine officials say fire at nuclear power plant erupted outside the perimeter | Reuters

 

<拙訳>

ウクライナ政府関係者、原子力発電所の敷地外で爆発があったと発言

 

outside the perimeter(敷地外)なら、発電所そのもののeruptではないのか。

 

warもeruptを使うそうです。すなわち、戦争の勃発。

 

つらい。

 

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Do you like English?に対する私のひねくれた回答

英語学習者がその初期に何度も聞かれる問い「Do you like English?」。

私も中学生くらいまでなら、てらいもなく「Yes, I do!」と答えられたものである。

 

大人になった今、そして英語教育に関わる者として末席を汚すようになった今は、

「Do you like English?」と聞かれたら、

「Uh, yeah, of course yes, I like English to a certain extent.(まあそうですね、好きです)」とか何とか答えて周りを「Huh?」と言わせてしまいそうな気がする。

 

 

英語を勉強しているとコンスタントに「こんなことも言えないのかよう自分ん」と思って泣きたくなるし、

英語のポッドキャストを聞いててもほとんど聞き取れてなくて惨めになる。

もちろん、言いたいことが言えた喜び、相手の言ったことがわかった快感は強いけど、

どっちが多いかと言ったら悲しくなるタイミングの方が上回るように思う。

言語学習者のMッ気」に関しては意外と多くの方の賛同を得られるのでないかと感じている。

 

それでも英語学習をやめないのは、

私の場合は、母語の世界ひとつにするのが怖いからである。

母語は私の思考の源である。

どれだけ英語を勉強しても英語は所詮借り物(新渡戸稲造もborrowed tongueと言ってた)なのに対して、

日本語は、他の日本語母語話者がそうであるのと同様に、私がその所有を主張できるものである。

だからこそ、自分の日本語への信頼を確実なモノにするために、

日本語とより深く付き合うために、英語をやっているのである。多分。

 

あと、これは最近気づいたのだが、

私の基本的な性格の構成要素が「淋しさ」であって、

私の常なる淋しい気持ちを英語はよく慰めてくれる。

私に素敵な人たちと出会わせてくれる。

それだけじゃなく、物理的に私の時間を奪い、

いつまで経っても身になじまない文法と発音で、私のなけなしの脳を殴りかかってくる。

それにオンライン英会話中は、さすがの食いしん坊の私もモノを食べたりしないので、

体重のコントロールにも一役買っているはずである。多分。

 

ただ、英語の10倍の速度で学べるよと言われた韓国語の習得に対してはちょっと未練がまだある。

なんとなくだが、私は時間をかけてきちんと学べば、韓国語学習者としてかなりいい線いけたのではないかと思うのである。多分。

だが現状では、英語学習にかかるコストを考えると、英語のほうが安い。

日本における英語の価値の高さ、オンライン学習のプラットフォーム、図書館で無料で借りられるテキスト。その他教材、学習リソース。

こういうのを考えると、自分が英語を勉強することのリーズナブルさが浮かび上がる。

韓国語がもっと安く勉強できたら韓国語にしてたかもしれない。

 

なので、

「Do you like English?」の問いは、

「I'd have to say yes. But I...」

と、butの先の長い答えになりそう。

 

ひとことで言うとoptimal choice(最適解)ってとこかな。英語は。

 

…わあ、なんて可愛くない答えなんだろう!我ながら、ひねくれてるなあ。

英語の神様はきっとこういうの好きじゃなくて、単純明快なのが好きだと思う。

 

likeで聞かれたらloveで返す、って昨日学んだばかりだというのにね。

 

eigo.tsumako.com

 

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likeにはloveで返す

毎日オンライン英会話をしていると、

「わあ…すごく質問の上手な先生だな」と思う先生に会うことがたびたびあるのだが、

そういう先生たちはおおむねメタ言語の使い方がうまい。

 

いちばん顕著に感じるのは、ちょっと質問がパーソナルなところに入りそうになり、

質問の前か後に

「If I may ask(もし聞いてもOKなら)」を付けてくれるとき。

「If you don't mind me asking this…(このこと質問してもよければなんだけど)」なども。

 

私は基本的にan open book(隠し事しない人)なので

大体何を聞かれても「Go ahead.」だし「Thank you for asking」なのだけど、

聞かれたことに答えるという私のアクションが変わらないとしても、

相手の「プライベートなこと聞いちゃって大丈夫かな?もしイヤだったら答えなくてもいいんだよ」というジェスチャーはとてもありがたい。

人として尊重されている気持ちになるから。

 

それに対してたまに、

質問するために質問してるね…?^^;と感じるときもある。

I think you are asking  questions for the sake of questions itselfとはもちろん言わないけれど。

 

微妙に余った空白的な時間を埋めるための質問は、相手に気づかれてしまうものなんだな。

 

タイトルの話は、アメリカで活躍するジャーナリスト田村明子さんの著書。

 

田村 明子 KADOKAWA 2015年01月30日頃
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インタビューの名手なんだろうなとわかる一冊だった。

メタ言語で相手を気遣って、関係性を築くための英語がたくさん紹介されている。

 

特に面白いと思ったのがこちら。

 

A:Do you like opera?

B:I love opera. I'm a big fan.

 

上記の例のように、何かを好きかと聞かれた場合、本当に好きなら

I like opera.→I love opera.

のように、likeをloveに言い換えるのが一般的です。

 

Yes, I like opera.とそのまま答えたら、「まあまあ好き」程度の印象。

あるいは次のようにbut(でも)が続きそうな雰囲気です。

 

Yes, I like opera, but 3 hours is a little bit too long for me.

 

Would you like to~という質問に対して、I'd love to!という答え方をすることがありますが、同様の理由からです。

『聞き上手の英会話 英語がニガテでもうまくいく! 』(p.85)

 

学校の英語の授業でlikeにはloveで返すと習ったことは私の記憶の限りないけれど、

こう言うことは大事な知識だと思う。覚えておくとよさそう。

 

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marshmallowは言いにくいしwouldはよくわからん

英語系のyoutubeはまさに星の数ほどあると思いますが、

私はテキサス在住のしのぶさんとその3人のお子さんの動画が好きです。

 

www.youtube.com

 

Braisiansという名前で投稿されていて、

たくさんの動画がありますが、

これは、

3きょうだい(長女のエリカちゃん、次女のアシュリーちゃん、末っ子長男のショーンくん)がお母さんの英語の変なところを指摘する動画。

 

英語のネイティブであるところの子どもたちが、

ノンネイティブの母親の英語をディスる…と聞くと、

殺伐とした感じになりそうですし、

Let's make fun of Mom イエーイ!とか言ってますが、

 

・3人ともお母さんのことが大好き

・しのぶさんの英語が普通にうまい

・笑いが絶えない

 

の点で、ちゃんとした教育的な(?)、

安心して見られる動画になっているところがよいです。

 

で、この動画のなかに紹介された単語は、

marshmallow[mɑ́rʃmèlou]

を始めとしてどれも言いにくいです!!

 

日本語を母語とする人には発音しにくい単語が英語には多いよな~と改めて思う。

 

日本語学習歴のあるエリカちゃんが、

「お母さんの英語はそこそこできてる。ネイティブと喋るのは怖いよね。馬鹿にされるかもしれないし。でも私が日本語をしゃべるときも同じだよ。冷たいと寒いがいつもごっちゃになるし」と言ってました。

 

You speak pretty normal English. 
Speaking English to a native speaker is scary
They're gonna get made fun of for speaking wrong.
But I mean, then again I do the same thing in Japanese I say stuff wrong all the time when I get 冷たい & 寒い mixed up.

 

後半では、wouldの発音を娘たちから指摘されるしのぶさん。

「w」を飛ばして発音してる!とのことだが、

私の耳には、しのぶさんのwouldに何の問題も感じることができない。

「w」が発音されていないと感じる感覚が私にはわからん。

 

何度見てもおもしろい、そして学びのある動画なのでした。

 

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悪役のいない『シンデレラ』もいいものである

アマゾンprime videoのカミラ・カベロのシンデレラが私は好きなのである。

 

<ネタバレしますので、知りたくない方は読まないでくださいませ>

 

シンデレラ

 

アマゾンレビューでは、酷評とは言わないまでもそこそこ低めの評価が並んでいる。

 

否定のコメントは、ようは、

「女性も仕事をもって活躍しよう!」みたいな現代の文脈に合わせようとしすぎて、

ファンタジーとしてのシンデレラの物語が崩壊している、

みたいなことのようなのだが、

全体的に私は好きである。

これは好みの問題だと思う。

 

確かに、

快活溌剌で哀れっぽさのまったくないシンデレラを筆頭に、

性格が悪いようでただ貧困に現実的に向き合ってるだけの真面目な継母、

教育が足りないだけで性根はよさそうな血のつながらない姉たち、

頑固のようで物分かりの良い王、

その王にやや愛想はつかしているが倦怠とはいえない王妃、

のらりくらりと過ごしてきただけに見える王子、

その優秀で美しい妹姫、

みんなそこそこ現状うまくやっている。

 

ゆがみやひずみ呪いの見えない、のっぺりした王国である。

 

このまま王国が年月を重ねてもそこそこ問題はなさそうに見えるから、

映画が始まっても、物語が始まったように見えないのである。

 

おとぎ話としてのリアリティーは欠けているけれどこれは何か既視感があると思ったら、

あれだ。

ちいさなプリンセス ソフィア/はじまりのものがたり [DVD]

 

『ちいさなプリンセスソフィア』に似てるんだ!

靴職人の母の再婚相手が王だったためにロイヤルファミリー入りしたソフィアの物語。

カミラ・カベロのたくましさはソフィアのそれと似てる。

実写版ソフィアみたいなシンデレラなのである。

 

特に破綻がないから映画にする必要も無かったような都合のいい物語だけど、

たくましい女の子がより一層チャンスをつかんで成長する話が、私は好きなんである!

悪役っぽい悪役がいない話も安心して見られる。

 

英語の教材としても面白かった(王家の皆さんはイギリス英語を話し、庶民たちはアメリカ英語を話す)。

いろいろ出てきたけど単語の勉強にもなりました。

 

・antiquated 〔物・考え方・手法などが〕時代遅れの、旧式な、古風な

The whole thing is weird and antiquated. Not my thing.

<拙訳>変だし時代遅れだし。好きじゃない。

 

・deceitful 〔人が〕うそつきの、ペテン師の、〔わざと〕ごまかそう[だまそう]とする

I admit that it was deceitful,but  I mean, it worked, here you are.

<拙訳>騙したみたいで悪かったよ、でも、うまく行ったじゃん、来てくれた。

 

とりあえず、

映画開始30分くらいから始まるイディナ・メンゼルのマテリアル・ガールがとても良いのでぜひ見てほしい。

 

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