推し先生と読みたい本が見つかった。
これ。
『成功者の100個のシンプルな秘密』というタイトルです。
この本のよさ
短い
この本がよいのは、100個の秘密なので1つ1つの話が非常に短いこと。
2ページとか1ページ半で終わる。
25分しかないオンライン英会話ではこのくらいの長さがとても扱いやすいです。
もちろん完結しなくても、
「続きは明日ね」でもいいのですが、
次のときは、おおむね記憶は薄れてしまう。
次回に残して「Where were we?」「Well...」で始まってロスタイムが生じるよりも、
一回完結で終わった方がスッキリです。
質問しやすく、意見が言いやすい
テーマがeasy to relateといいますか。
比喩的なストーリーではなくて、実際の事例が出てくる。
言いたいことがstraightforwardです。
具体的には、努力だとか時間の使い方だとかの話が出てくるので、
先生に「Have you ever done anything similar?」などと尋ねて、
経験談を聞きやすいし、
自分からも「Me, personally...」とか自分の思いを言いやすい。
応用しやすい
テーマが「successful people」なので、
自分の日常や、ちょっとした決定事項があるときにもapplicable。
英語学習が自分の普段の生活に入り込む楽しさを感じられる。
そこそこ平易
TOEIC900点の私からみるとそこそこ平易でありつつ、
チャレンジもある(知らない単語、表現がたまに出てきて勉強になる)。
ソースがついてる
「成功者の60%が早起きです!(キリッ)」ってやつじゃなくて、
ちゃんと研究の出典が載っている。
その情報もp199から212にわたってまとめられている。
原典に当たれるということで、
軽い読み物でありつつも、研究を紹介する書物としての体裁を保っています。
これはすごいこと。
こんな内容
実際に推し先生と読んでみたので紹介しましょう。
100の秘密の書かれたこの本の2つ目の秘密は、
「It's not how hard you try」という題でした。
Some kids studied forever and did poorly.
Some studied hardly at al and made great grades.
「一生(foreverだから文字通り一生だ)懸命勉強してるのに低い点数しか取れない生徒がいて、ほとんど勉強なんかしないのに点数が高い生徒もいる」
ワア!つらい!つらい現実!
Effort is the single most overrated trait in producing success.
努力というのは過大評価を受けた特徴であるのだそうで、
成功のpredictor(予測因子)としてはterribleなんだそうです。
だから、work harder じゃなくて work smarterを目指そう。
という趣旨の話でした。
読み終わったあと。
推し先生「この話に別のタイトルをつけるとしたら、何てつける?」
私「えっ…?(しばし考える…)………Sad reality?」
推し先生「…まあそういうことなんだけど。自分だったら、
”How smart you can be in making efforts”ってつける」
はあー
なるほど…
私はこの人のこういう回転のよさ、明るい賢さがとても好きである。
It's not how hard you tryをポジティブに転換したんだね。
こういうことがサッと出てくるって、すごく積極的な読書の仕方だと思う。
こうありたい。
実際のところ、smartなeffortというのは、
expand yourself(全力を使い切る)って感じよりも、
楽しさが勝るものなのかもしれない。
やってるときに苦労よりも、
「もっとこうしてみたい」というワクワクがキラキラして感じられて、
気がついたら時間があっという間に過ぎているような。
少なくとも、
「こんなに努力しているのに、何で結果が出ないの?!」と嘆くようなものではなさそう。
願わくば私の英語学習も、そういうものでありますように。