無目的英語学習者の日記

進学にも就職にも昇進にも関係なく、心のおもむくままに英語を学んでいます。

掘削工事中に出てきた地下水を飲んでみたらおいしかったからボトル詰めで売るという解決策

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今日も読みました。

 

100 Simple Secrets of Successful People, The: What Scientists Have Learned and How You Can Use It (100 Simple Secrets, 2)

 

100 Simple Secrets of Successful People, The: What Scientists Have Learned and How You Can Use It (100 Simple Secrets, 2)

 

『成功者の100個のシンプルな秘密』

3つ目の秘密です。

「creativity comes from within(創造性は内側から来る)」というタイトル。

 

JR東日本のトンネル工事に伴う地下水を商品化した話を扱っています。

こんな話。

 

「大清水」というミネラルウォーターを覚えているだろうか。1980年代の半ばくらいから東日本のJR(国鉄)駅の自販機で売られていた、缶入りのミネラルウォーターだ。一時期は「源水」なる堂々たるネーミングで販売されていたこともある。まだまだ“水を買って飲む”というのが定着していない時代、駅の自販機で燦然と輝く「源水」の二文字はなかなか衝撃的だった。

実はこの「大清水」、上越新幹線清水トンネル掘削工事の際に湧き出た地下水を利用したもので、現場の作業員たちが「この水はうまい!」と言っていたのが商品化のきっかけだったという。まさに国鉄、JRでなければあり得なかったミネラルウォーターのブランドというわけだ。そして今、「大清水」という名前こそ失われたが、「FromAQUA(フロムアクア)」という新しい名を与えられて変わらずに駅の自販機で売られ続けている。もちろん味はかつての「大清水」「源水」と同じままだ。

JR東日本、「自販機ビジネス」超絶成長のワケ | 経営 | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース

 

このトンネル掘削工事の地下水問題、最初は、排水(drain)として処理するための導管(aqueducts)の計画が立てられたようです(draw up plans)。

 

The engineers analyzed the problems and drew up an extensive set of plans to build an expensive drain and a system of aqueducts to divert the water out of the tunnels.

 

それが、喉の渇いた作業員がその水をごくっと飲んで(take a swallow of water)みたら…自分の水筒の水よりおいしかったという!

 

A thirsty maintenance worker one day came up with a different solution when he went over and took a large swallow of the tunnel water.

It was tasted great, better than the bottled water he had in his lunch pail.

 

飲んじゃうところがいいですよね。

それで、

「おいっ…これ、美味いぞ!」

「どれどれ…本当だ」

「マジかよ」

みたいなやりとりがあったんでしょうね。

飲んじゃった作業員をひとりにしないで、一緒になってみんなで飲んだに違いない。

いえい!sense of camaraderie!!

 

周りが、

「おまっ!何飲んでんだよ!馬鹿!」

みたいな人じゃなくてよかったですね~。

 

排除すべき問題であったはずの水を、

利益を生むものとして改めて見直してみた。

認識の転換。

 

今でこそ、水はボトルに入れて売られているものだけど、

工事の1980年代は、ボトルに入った飲料水は、

一般的な売り物ではなかったですから、すごいことです。

 

この章の結びはこうなっています。

 

「創造的な解決策を見つけ出したことの報酬として金銭が与えられる実験の結果、金銭的な見返り(monetary rewards)は、独自のアイディアを出す人々の知的能力とは関係がないことを示している。

そうではなく、クリエイティビティは単に問題解決に関心をもち、上司が独自性を高く評価してくれると信じている人たちがしばしば出すものなのである。」

 

英語だとこうです。

 

Experiments offering money in exchange for creative solutions to problems find that monetary rewards are unrelated to the capacity of people to offer ogriginal ideas.

Instead, creativity is most frequently the procudt of genuine interest in the problem and a belief that creativity will be personally appreciated by superiors.

 

この「上司が高く評価してくれる」というのがポイントですね。

クリエイティビティっていうのはバケツリレーっぽいところがあって、

それをつないでくれる人がいないと火元まで届かないんじゃないかな。

 

火のたとえでいえば、火がついても、それが十分な焚きつけや燃料を得なければ、やがては消えてしまうように。

 

どんなクリエイティビティも最初は本当に小さいキラッとしたアイディアでしかないんだと思う。

アイディアを面白がってくれる人、この人に言ったらどうなるかな?と思える人がいるのはいいですよね。

小さなキラリが大きな輝きを放つようになる。

それは一人じゃできないんじゃないかな。

レオナルドダビンチの時代ならともかく、現代のセッティングでは。

 

そんなことを考えていたら推し先生が、

 

「美と創造性は似てない?格言で、”蓼食う虫も好きずき=美は鑑賞者の目に宿る”というでしょう。創造性もそういうものなのかな?」

 

「Don't you think that "creativity" is a relative idea similar to beauty? There's an adage that goes, Beauty is in the eyes of the beholder. Will this be applicable to creativity too?」

 

という、また信じられないくらい私の好みど真ん中な質問をしてきたので、

明日はこの問題について考えることになりそう。

 

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