無目的英語学習者の日記

進学にも就職にも昇進にも関係なく、心のおもむくままに英語を学んでいます。

Wカーブにアリアハンを旅立つ勇者の気持ちを見る

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異文化間コミュニケーション論などでは必ず触れる「Wカーブ」の話、

私は好きです。

 

Wカーブ仮説とは、

異文化の環境に入ると、適応の期間とカルチャーショックの期間を交互に繰り返すというもの。

Wカーブ仮説に関するものを、推し先生と読みました。

 

The W-Curve and the First Year of College

 

このプリントを作ったのはUniversity of San DiegoのOffice of Parent Relationsと書いてあります。

大学の新入生あるいはその親向けに書かれたプリントと思われる。

 

It's normal to have the ups and downs of the W-Curve, and knowing about this may help make the transition easier. At the first signs of culture shock, some first-year students may think this means they have made a mistake about going to college or that they have chosen the wrong school. If they see that this is just part of a journey that everyone goes through, they may be better able to take it all in stride

 

<拙訳>

Wカーブ状の浮き沈みがあるのは普通のことで、これを知っておくことで新しい環境への移行がスムーズになるかもしれません。カルチャーショックの最初の兆候として、1年生の中には、これは大学進学は間違いだった、あるいは学校選びに失敗したと思う人もいるかもしれません。しかし、これは誰もが経験するプロセスの一部に過ぎないと思うことができれば、上手く受け入れることができるようになるかもしれません。

 

take it in strideで、楽々とこなす、という意味があるそうです。

 

個人的にぐっと来るのは、Wカーブの二度目の落ち込みの「mental isolation」のところ。

 

Feeling caught between two worlds and not totally belonging in either place. The new college environment is still not as comfortable as home, and home is now not as familiar as it once was. 

 

<拙訳>

2つの世界の合間に立ち、どちらの場所にも完全には属していないように感じる。新しい大学の環境はいまだ自宅ほど快適ではなく、自宅はといえばかつてのような馴染みが感じられない。

 

つらくて心細い気分でもあるんだけど、これを通り過ぎれば新しいものが生まれるワクワク感もあって。

未知の世界はどこまでも未知で心がざわざわするけど、自宅に留まってもいられないことはわかってる。

アリアハンを旅立つ勇者はこんな気分かもしれない。

 

そんな気分で春を迎えたすべての人が、

時間はかかっても、acceptance and integrationの境地にたどり着けますように。

 

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