「基本単語***個で会話を成立させる」というようなコンセプトは魅力的であるものの、
英語学習に限らず、語学では単語を覚えることが必須中の必須なのだろうと思っているので、
私のようなものも日々ボキャブラリービルディングに励むのであります。
メモ帳に書くなどをしていましたが、
自分の雑なメモは自分にすら解読できないし、
見たい気持ちにすらならない。
そんなわけで、去年の春くらいから、グーグルスプレッドシートにせっせと打ち込んでおります。
なんだかんだ1日5~10個くらい入れている計算になっているようです。
ネットでたくさん例文が拾えるのが超ありがたいです。
1行目に単語、
2行目は(空けなくても良いけど)空けていて、出会った場所などの備考として。
3行目は発音と意味、
4行目は例文。
出会った日付などもメモすれば、さらに学習の趣が出そうです。
このときこんな勉強してたね~!的な。
自分しか見ないメモなので、ざっくりオブざっくりです。
このメモが真価を発揮するのは、該当の単語に2回以上目に出会ったときです。
「どっかで出会った気がする」と思ったら検索機能にかけてみて、
「わああ!!あった!しかもこんな初期に出会ってた!」
と思えたり。
何度も検索かけちゃう語もあって、
「アンタほんとにこの語苦手なんだね…」
と、自分に生暖かい軽蔑のまなざしを送るプレイもできます。
軽蔑とは言いますものの、
日本のように全ての情報が日本語で手に入る環境において英語を勉強し続けるのは、
だいぶいい感じに振り切れた状況になっていると思うので、
英語を学習するのをやめようとしない自分への全幅の信頼があっての思いなのです。
「私やっぱり頭オカシイ!好き!」という感情と同時に成立する類の軽蔑であることをお伝えしておきます。
どうせ忘れるんです。
一度出会っただけで覚えられると思うほうがおかしい。
英単語は一度出会った後での処理の仕方が全てだと私は思っていて、
自分のなかでのコーパスを膨らませていったときにやがて「ここだ!ここで使える!」という場面と運命的な出会いをして、
そこからやがて定着できるものは定着すればそれでいいです。
それに私たちには、読めても書けない漢字がたくさんあるように、
意味が取れても、使えない、綴れない、発音もできない英単語があったってよかろうと思っています。
その上で私は、今日も出会った単語をスプレッドシートにせっせと入れていくのであります。