「What is your quest?」
推し先生が私に問いかけたのは、今日読んだテキストにこうあったから。
Harry is a career counselor who works with professionals from various fields who feel unfulfilled. Harry doesn't just ask them what they really want; he asks them, "What's your quest?" He explores with people not what they want to do but what they need to do.
<拙訳>
ハリーは、さまざまな分野のプロを顧客に持つキャリアカウンセラーです。将来をうまく描けないでいる顧客たちに、ハリーは何がしたいかを尋ねるだけに留まりません。「What's your quest?」と、彼は、したいことではなく、すべきことを掘り下げていくのです。
「12-write down the directions」
The 100 Simple Secrets of Successful People: What Scientists Have Learned and How You Can Use It
私が「You go first.」 と言ったら、もう何度も聞いた彼の人生設計を繰り返してくれた。
それと今やっていることってどのくらい関係あるの?(あまりないよね)とは思ったけど、意地悪すぎるからやめた。
彼だってそれはわかっていることを私も知ってる。
「こういうことを考えるのには、今の自分を理解して、ideal self, 未来のなりたい自分を想像して、そのふたつの間に橋を架けるのが大事だよね~」、と、ありきたりなあいずちを打ったら、
「So, what is your quest?」
推し先生は食い下がってきた。
意地悪な質問をするのを私は我慢してあげたのに。
ある年齢を超えたら、夢とか未来とかを描くのが億劫になるのを、君もアラサーなら知っておいてくれよ。
「Well, I don't know....Ever since I left my career in academics, maybe I became scared of having a dream.」
と言って、そのあと付け足して、
「I think I have said to you that I had a dream of publishing a book. But I'm not sure if I really wanna do that.」
と言ったあと、なんだか悲しくなってしまった。
私はいつも同じところをぐるぐるしている。
推し先生はまだ、もの問いたげだった。
何かをやろうとすればできそうなのにしない人、みたいに彼からは見えるのかもしれない。
まだまだ話したりないような、もう話すべきことは出尽くしたような気持ちでレッスンが終わる。
はきはきと答えられるような夢も将来設計も今は持ち合わせていないかもしれないけど、そんなに悲嘆にくれてるわけでもない。
レッスン時間が終わった後、推し先生が去ったあとの画面を見ながら、
I shared a lot with you already. Whether you like it or not, you played a part in my spiritual journey.
と思った。
同じような日々の繰り返しのように見えるけど、実は私は、推し先生と話すようになってから、人生の中のいくつかの問題を既にずいぶん前進させている。
そして私は今日、ちょっと大きな移動をする。
ずっと会うのを先延ばしにしていた、大事な人と会うために。
Maybe the one I'll see tomorrow will help me find one of my quests.
私が負うquestというものがあるとするなら、明日会う人がそれについて教えてくれるといいな。