無目的英語学習者の日記

進学にも就職にも昇進にも関係なく、心のおもむくままに英語を学んでいます。

TOEIC対策で実力の浅さを突きつけられてつらい

TOEICの勉強をやっていると、

いろいろ、「知らなかった知っておくべき英語の基礎」に気づきます。

 

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まだ4分の1くらいしか進んでませんが、「えー!こんな言い方するの!知らなかった!」と思ったところを少し紹介します。

 

a combined total of X

総計X、という意味だそうです。へー!知らなかった。

他にこのcombinedは、たとえばeffortとくっつくと、

combined effort=共同作業、という意味になるそうな。

(『新TOEIC TEST 900点特急 パート5&6』p.16)

inform +人+ of +情報

「人に情報を伝える」。前置詞、ofなんだ!

aboutがつい口をついて出ますが(aboutでもいいみたいなんですが)、

ofも使えるようになっておきたい。

ちなみに他にも「ここofなのね」と思ったのは、

be critical of。

be critical of Xの形で「Xに批判的な」となるそう。

(『新TOEIC TEST 900点特急 パート5&6』p.26,28)

be granted

意味は知ってるけど使えない言葉。

認める。

Your holiday request has been granted.で、「休暇申請が認められました」の意味。

approveでもいいらしい。

そういえばビッグバンセオリーでも「access granted/denied」という表現を聞いたことがありました。

(『新TOEIC TEST 900点特急 パート5&6』p.32)

 

It is essential that SV(原型)

essentialのような必要性を示す形容詞を用いる場合は、

that節の中でまだ実現していないことを示すため、

動詞の原型を使うんですって!

そんなの知ってた?習った?習ってないよね?って同級生の首をゆすって回りたいです。知らない!!やめて?習ってないの出題するのやめて?(取り乱しています)

 

こういうの仮定法現在って言うんですって…え…もうついていけないんですけど。

essentialのほかにも必要性を示す形容詞としては、

important/crucial/imperativeがそうで、

要求、提案、依頼を示すreccomend/suggest/ask/request/requireもそうだって…。

だから

「He suggested that everyone attend the meeting. 彼は全員会議に参加するように提案した」、という文になるんだけど、こんなの今まで「はい、時制の一致ね。attended」にしていましたよ…。得意げに間違っていた。

よくこんなんで前回900点取れたな。

(『新TOEIC TEST 900点特急 パート5&6』p.34)

 

caution/warn +人+against doing 人に~しないように注意を促す

againstもあんまり上手く使えない前置詞なんですよね。

recommend, adivise, decideもagainstとセットで使う動詞なんですって。

ほえー。

(『新TOEIC TEST 900点特急 パート5&6』p.36)

 

終わりに

ページをめくるたびに「うわっ、私の基礎知識、おそまつすぎ!」ということが明らかになります。つらい。

でもこういうことを勉強したかったんだから、ありがたいのですよ。

TOEICのための問題集ではあるけど、もちろん普通の英会話にも応用できる知識に間違いないので。

 

この本を何周かすればきっと私の実力も少しはアップしているはずと信じて、

今日も明日も少しずつ進めます。

 

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普通に頑張らなきゃいけないことだったTOEIC

英語は勉強したくないけどTOEICは勉強したくないです。

 

だって試験時間は2時間と長いし難しいし、

大枚払って(8,000円くらい)テストを受けても、

どこ間違えたか細かくフィードバックしてもらえないし、

ビジネス英語は興味ないし。

 

ぶーぶー言いたくなることばっかりですが、

他の英語の試験(アイエルツとか)に比べたら安いし、

必ず点数は返ってくるし(合格/不合格ではなくて)、

そこそこいろんな場所で受けられる。

ビジネスは興味ないとは言ったって一応はいい年齢の大人なんで、

ビジネスの輪郭らしきもの、そこで何が起こってるかくらいはわかる。

 

TOEICは日本においては大きな市場なので、

私のような、英語に関して何のアドバンテージもないところで育った純ジャパでさえ、

TOEICを頑張っていれば、

きっとおそらくは願わくば、

英語教師としての価値も多少つくであろうというやましい心も持ちつつ、

英語学習者としてのレベルアップを図るにはちょうどいいんじゃないのと思っています。

 

それでも、「やった方がいいのはわかってるよ、でもやりたくないよ」と、

愚図っていたら、聖人の推し先生が一緒に苦しんでくれると言うではないか。

(言わせたんだけど。)

 

eigo.tsumako.com

 

じゃあ、ならやってみますかと手を取ったのがこれ。

 

 

TOEICのパート5、6というのは主に穴埋めで、

文法その他の周辺知識を問うものが多いです。

 

正直ここはそんなにもう頑張らなくてもいいかな思っていたのですが、

(そういえばこのセクションで以前何点取ったんだろう。結果の紙どこに行ったんだ…)

やってみたら、2問に1問間違えている。

 

普通にしっかり勉強しなきゃいけない分野だった。

 

TOEICはビジネス分野とはいえ、文法事項というのはやって入れば必ず役に立つし、

普通の日常会話においても大事な知識なのであるから、

やっぱり普通に勉強しなきゃいけない部分、ということで間違いなさそう。

 

TOEICであることで、今まで見逃していた文法事項を拾えるのはむしろとてもありがたいことだと思うので、

TOEICがあることに感謝して毎日少しずつ勉強して、

そのうちTOEICの勉強が好きになるといいな。

いつかは大好きになりたいな。

 

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私が恐れていること

推し先生が持ってきてくれた記事。

その名も「あなたは何を恐れてる?What are you most afraid of?」

 

www.psychologytoday.com

 

Rejection

Rejection is the cousin of abandonment. While abandonment is about being left and loss, rejection is a shunning. It comes with an edge of criticism, a judgment, a verdict from others that you are not good enough, not because of what you said or did, but because of who you are.

Coping

Like abandonment, one way of protecting yourself from rejection in closer relationships is being detached, superficial. Or you go on offense, rejecting others before they can reject you. In work relationships, the constant fear of rejection can easily morph into “imposter” syndrome, where you constantly fear that others will see through you, realize you are not as competent or good as you present yourself as being, and like abandonment, it is only a matter a time before you get busted and are rejected.

You wear a mask of competence and pleasantness to cover up your feelings of phoniness. You berate yourself for mistakes and try ever harder.

 

<拙訳>

拒絶(rejection)

拒絶(rejection)は放棄(abandonment)のいとこである。放棄(abandonment)が見捨てられ、失うことであるのに対し、拒絶(rejection)は突き放されることである。あなたの言動ではなく、あなた自身、あなた自身の足りなさによって他者から批判、判断、評決される。

対処法

放棄(abandonment)と同様に、より親密な関係において拒絶(rejection)から自分を守る方法の一つは、距離を置き、表面的な付き合いをすることである。あるいは、攻撃的になり、相手が自分を拒絶する前に相手を拒絶する。仕事上の人間関係では、拒絶されることを常に恐れるあまり、「偽者」症候群陥りやすく、他人に見破られることを常に恐れ、自分が有能でも優秀でもないことに気づき、放棄と同様に、看破されて拒絶されるのは時間の問題であると考えるようになる。
自分のインチキな気持ちをごまかすために、有能で快活であるように無理に振舞う。失敗した自分を批判し、さらに努力する。

大学教員であった頃私はrejectionが怖かった。

職位と実力が見合ってないんじゃないのと言われることが怖くて、

いつもびくびくしていた。

残念ながらこれは私が退職という結論を導くまでついてまわった。

 

退職して、自己との健全な関係を結びなおすのは時間がかかった。

人生の落伍者みたいに思えてしかたがなかった時期を経て、

今は「合わない場所にいた」と心から思えるし、

当時付き合いのあった人たちとの交流もほぼなくなって、穏やかである。

負けと言われようがそれでいい。

それよりは大好きな人の周りにいて、自分の価値を知らせてもらいながら、

自分自身を親友と感じながら生きていける方が私にはずっと正しい。

 

いろんなことを経験した後だから、

前よりは自分のことがわかってきた。

 

だけどやっぱり今でも、友達を失うのは怖い。推し先生を失うのは怖い。

いなくなる前に誰か似たような人を探しておきたくなるくらい怖い。

自分がどれくらい落ち込むかを考えると怖い。

「似たような先生をあらかじめ探すことはきっと無理だし、今を楽しむことにつながらなくなるからやめよう。

そのときはそのときだ」、と思えるまでだいぶ時間がかかったし、

今もまだ揺れるくらいだ。

 

そしてさらに怖いのは、自分のことを親友と思えなくなることだと思う。

 

そういうことはなかなか口に出していえないし、推し先生にも言えなかった。

 

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aeoiuどれも使われない単語におののく

wordleが楽しい。

wordleというのは、英語の単語当てクイズである。

 

f:id:umet:20220328065203p:plain

Wordle - The New York Times

 

5文字の単語を入れると、

  • アルファベットも場所もあってれば
  • アルファベットは合ってるけど場所が違えば
  • 単語の中で使われていないアルファベットは

この3つで教えてくれる。

そのヒントを頼りに、6回のチャンスのなかで当てるのがルールである。

 

行き詰まったときはヒントを提供してくれるサイトに行くと、

「このアルファベットとこのアルファベットを使うんだけど…それでこのアルファベットは出てこないんだけどそんな単語ある?」

と相談すると(打ち込むと)、

「こんな単語があるヨ」と教えてくれる。

Wordle Answer Finder

 

こちとら、子音の後ろには母音を置きたい日本語母語話者なので、

とりあえず母音が決まらないと落ち着かない。

というわけで最初の試みには「great」とか「steak」とか、

なるべく母音を多めに乗せるのだが、

つい先日のwordleでは、aeoiuどれも使われない単語が出た。

(お題は一日に1つ、共通)

 

初手のgreatを打ち込んだら、

アルファベットが全部、灰色に染まった。

結構本気の「えっ…?」が出る。

 

ちなみにこのときの答えはnymphだった。

ニンフ…!!!!

妖精さんか!知ってるけど使ったことないよ~。

 

ちなみに幼虫もnymphで、

cicada nymphでセミの幼虫、

dragonfly nymphトンボ幼虫なのだそうです。

トンボの幼虫ってヤゴですね。

 

というわけでwordleは、私の朝の楽しみなのである。

ブログを書き終わったらその足でwordleのサイトに行く日課を今後も続けたい。

今日もこれからやってきます。

 

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一緒に苦しんでくれる人がほしくてCould you share the pain with me?

推し先生と読んだ記事。

内発的動機付け、外発的動機付けといわれるやつです。

 

www.verywellmind.com

 

Intrinsic Motivationが内発的動機付けで、

Extrinsic Motivationが外発的動機付け。

 

上記の本文の中で面白いなと思ったところを引用します。

 

Studies have demonstrated that offering excessive external rewards for an already internally rewarding behavior can reduce intrinsic motivation—a phenomenon known as the overjustification effect.

For example, in a 2008 study, children who were rewarded for playing with a toy they had already expressed interest in playing with became less interested in the item after being externally rewarded.

This is not to suggest that extrinsic motivation is a bad thing—it can be beneficial in some situations. For example, extrinsic motivation can be particularly helpful when a person needs to complete a task that they find unpleasant.

 

<拙訳>

すでに内的に報酬を得ている行動に対して過剰な外的報酬を与えることは、内発的動機を低下させることが研究で証明されており、これは「過正当化効果」と呼ばれる現象です。

例えば、2008年に行われた研究では、すでに興味を示していたおもちゃで遊んでいた子どもは、ご褒美をもらうと、そのおもちゃに対する興味が薄れてしまったことが示されました。

しかし、外発的動機づけが悪いというわけではなく、状況によっては有益な場合もあります。これは、外発的動機づけが悪いということではなく、ある状況においては有益であるということです。例えば、外発的動機づけは、不快と感じる課題を完了しなければならないときに特に有用となりえます。

 

 

これはなんとなくわかる。

秘すれば花というか、自分だけの隠れた喜びだからうれしいのに、外側から堂々とそれが褒められてしまうとなんか照れちゃうんだよね。

 

さて、動機付けに関する私の問いは、

「何で私は英語学習にはモチベーションがあるのに、TOEICの勉強はしたくないのだろう」ということである。

 

推し先生に話してみた。

 

先生「You said you study English to address your loneliness. Taking TOEIC is not your original goal of learning English.(アンタ淋しいから英語を勉強してるんでしょ。TOEICは目的じゃないでしょ)」

私「でもTOEICで高い点数を取れば教えることにプラスになるかもしれないし…。TOEICを勉強したい生徒に教えられるようになるかもしれないし…」

先生「I could hardly think of something that will motivate you except that you'll be more confident in yourself.(自信を持つこと以上にモチベーションになることなんてあるかい)

 

言ってることは事実で厳しくて優しくてありがたいが、ソウジャナイ感が強い。

 

「違うんだそうじゃない…そうだけどソウジャナイ…」とあれこれ言っているうちに私が気づいたのは、

「一緒に苦しんでくれる人が居たら、さすがの私も頑張れる」

という悪魔な結論である。

Could you share the pain with me?

という、私なら絶対にYESと言いたくない質問文をひねりだした。

こんな生徒に巻き込まれて先生かわいそう。

 

ところで、一緒に苦しんでくれる人の存在は、

Intrinsic Motivationを満たしてくれるのか、

それともExtrinsic Motivationに刺激するものなのかしら。

 

一緒に苦しんでくれてるっ!という気持ちは、

「ああああ大変そう。クスッ」という私の内なるSッ気を満足させてくれるような気がするし、

誰かが嫌なことに取り組んでいるという事実は「私一人じゃない!」という気持ちに訴えかけてきて外側から私のモチベーションを支えてくれる気がする。


どちらにしても、大変性格が悪い。

 

推し先生は性格がいいので、「一緒に苦しもうよ!」という私の誘いに、

じゃあ自分も将来受けるかもしれない(=目下の差し迫った理由もない)テストの勉強をするか…ということになり、

謎のstudy groupが結成されたのであった。ありがとうございます…!

先生性格よすぎ!大丈夫?笑

 

こんなに協力的な先生の存在に感謝以外の何ができるか。

普通、できない。

「で、私がハイスコアをたたき出した暁にはrewardをいただけるんでしょうか」

なんて聞くのは罰当たりである。

鬼の所業である。

それに「じゃあ何がほしいか?」と聞かれたところで思いつくものはない。

 

ちなみに推し先生に同じ聞いてみたら、

 

「I'm already happy you are there.」

 

これは何ですかね。rewardの前渡し?

ちょっとTOEICの問題集買ってきます…。

 

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淋しさというモチベーション

英語学習に理由も目的も要らぬと考えているし、

このブログ自体も「無目的英語学習者」と自分のことを言っているのではあるけれど、

今日は誰にも遠慮なく、ホントのところを書いてみようと思う。

 

かわいそうかもしれないし変かもしれないし、

その両方かもしれないが、

私は元気なので「そういう人もいるのか」と思っていてほしい。

 

私は母語であるところの日本語が好きなんだけれど、

ときどきどうしょうもなく絶望することがある。

たくさんの分かり合えない人がいることに。

 

自分の日本語能力(コミュニケーション能力)にも多大に問題があろうけれども、

「一応何の苦労もなく操れる母語なのに」

「相手の言ってることがわかりません」

「こっちの言ってることも通じてる気がしません」

という事態は非常に私を消耗させ、苦しめる。

 

そういう苦しみが私にとってはとても深いので、

「英語なのに、外国語なのに、何を言っているのかわかる!!!なんで???!!」

と、毎日毎日新鮮な驚きを得る。

文法も発音も違うのに!!!!語学ってすごい。

 

「今、私、相手の言ってることがわかる」

「今、私、相手に言いたいことが伝えられている」

 

ということが常に新しい。常にうれしい。

 

話は変わるが、7人の小人のように、

人にはそれぞれ貴重となる性格があるとするならば、

私は確実に「sad」である。

私は基本的にひたすら淋しい。

淋しいので、この淋しさを何かで埋める必要があるのだが、

英語はちょうどよく、この淋しさを埋めてくれる。

何しろ覚えることがたくさんあるから退屈しない。

 

自分のできなさに、余計にsadnessの深みにはまることもあるけれど、

青に青を塗っても青なので、

基本的には気にならない。

それに私は自分に甘いし自分が大好きなので、

自分のできなさの悲しみなど、

母語で通じ合えない人にめぐり合ったときの悲しみに比べれば鳥の羽のように軽い。

 

淋しい人間なりに「人の役に立ちたい」という願いはあって、

その気持ちを満たすために献血に行ったりもするんだけど、

まだまだのレベルであるとはいえ、私の英語でお役に立てることがあるのはうれしい。

 

そのうえ、この社会は英語を勉強している人に一定の価値付けをしてくれる傾向があるので、

「英語を勉強してるの?スゴイ!」と言ってもらえるのがなんともお得である。

 

その実態は、

自分の内なる淋しさの業火を埋めるためにせっせとバケツの水をかけてるだけのことなのに、褒めてもらえるんである!!

 

今の私は放っておいても英語を学習する自走システムの中に居るので、

私の内燃機関では自然に英語学習のモチベーションが湧いている。

2020年5月25日に英語学習を開始してから、

「今日は英語勉強したくない」と思った日はない。

 

きっと私は一生淋しいと思う。

一生淋しいままでいたいと思う。

 

「その思いがあるかぎり おめえはきっと生きてゆくだろうからな」

 

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細かすぎて伝わらないシンデレラの見所

アマプラ映画のシンデレラが好きである。

 

大して評価の高くない(失礼します)映画をあれこれ書くのは自分の批評眼のなさを世界に向かって発信しているようでイヤなのだが、好きなのだから仕方ない。

 

シンデレラ

 

33:19

変装した王子が道端で人とぶつかってニヤつく場面。

なかなかいいニヤっぷりなのでぜひ一時停止して見てほしい。

 

これはどういうことかというと、彼は王子なので、そもそも人と道端で肩がぶつかるなんて経験をしたことがないのだろう。

このような粗相があった場合は相手が、土下座レベルで謝ることになるだろうはずだが、

謝りもせず一顧だにもせず向こうがさっさと行ってしまったので、王子の彼は心中で

「ヤベエオレの変装イケてる」

くらい思ってるはずである。

 

変装の王族が楽しそうなのは、ほのぼのします。見ていてうれしいですね。

ローマの休日ならぬ、王子の休日。

 

46:20

Baby you saved me!とファビュラス・ゴッドマザーに言われて

「なーに言ってんだ」とばかりに否定するシンデレラ。

 

カミラカベロの表情が豊かでかわいい。

それにしても幼虫がさなぎになって蝶になって、ファビュラス・ゴッドマザーになるってすごいな。

 

ちなみにシンデレラは、王子とよりもファブGと踊ってるときが楽しそうである。

 

1:39:13

もう一人の主人公はグウェン王女である。

登場場面こそ少ないものの、大きな瞳と知的で魅力的な表情で魅了してくる。

この場面は、突然父王から「アンタを皇位継承者第一位に据えまーす」と言われて、

事態を飲み込もうとしてる場面である。

I shall be king?

と口走って王妃に「あー。queenね。」と修正されている。

I'll take itというときの満面の笑みも見所である。

 

そして「So many ideas! Like I don't know where to begin!」と部屋を走り出ていく姿もキュートである。美しいブリティッシュアクセントを真似したくなる一行である。

 

王子はグウェン王女のことを舞踏会で「People’s princess」と表現しているのだが、

彼女の微笑みはその名にふさわしい。

1:40:36の、シンデレラの母親のブローチをシンデレラに返すときのグウェン王女の慈愛に満ち溢れた笑顔を見てほしい。

その笑顔のために国民は奔走したくなる、そういうqueenに彼女はなるのだと確信させる笑顔なのである。

1:41:20でlet's get loudを歌う彼女のいたずらっぽい顔も最高に眼福だから見てほしい。

 

 

ちなみに音声は普通の英語ではなく、

audio descriptionというのを選んでいる。

 

これは目の不自由な方が映画を楽しむために作られていると思われて、

例えば「女性たちは円を描いて踊る」みたいな情報が盛り込まれていて、

私のような学習者には大いに勉強になる。

「針で刺すはprickというのか。ギターをかき鳴らすはstrumか」と、

ボキャブラリーの増強に一役買ってくれる。

 

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